2016/09/10
スペインのグラナダで、キューバ風ご飯(arroz a la cubana=アロスアラクバーナ)を食べました。
メニューを見て、『キューバ風ご飯って何だ?』って思い、頼んだんですが、
こんなんでした〜。ご飯の上に目玉焼きを乗せて、トマトソース(ケチャップ?)をどばぁ〜っと。
これがまた美味しくて、美味しくて。……そんなわけはありません。(笑)
そもそも、何でこれがキューバ風なのか?キューバの人達は毎日これを食べているのか?疑問に思いましたので、調べてみました。
Googleで画像検索をしてみました。
まずは『キューバ風ご飯』と入力してみると、こんな感じです。
美味しそうですが、ちょっと何だか違うのもありますねぇ。
arroz a la cubanaでの画像検索はこちら。
なんだかこれはちょっと美味しそうじゃないですか。でも、実際に食べたのは、見た目も味もイマイチでした。
スペイン版のWikipediaでは、以下のように記述されています。(スペイン語初心者の私の超訳)
アロスアラクバーナは、スペイン料理の1つです。炊いた米と目玉焼き、焼きバナナからなり、一般的にはトマトソースを掛けます。キューバ植民地に起源を持ち、食材には焼きバナナが含まれます。正確に言うと、スペインの植民地時代のフィリピンでは有名でした。とても一般的な料理で、通常温かいまま供され、スペインのレストランでは、コースの最初の皿として出されます。
料理は、目玉焼きと甘い&塩辛いコントラストを与える2切れの焼きバナナと、トマトで炊いた白米で構成されます。炊いた白米は、グラスかコップに入れてティンパニーのように成形します。通常、スペインで一般的な丸い粒の米が使われます。温かい状態で供される料理です。目玉焼きの代わりに、スクランブルエッグを使うバリエーションもあります。バナナではなく、フランクフルトソーセージ(時にはベーコン)を使う場合もあります。料理の起源は、イベリア半島で改良され確立されたカリブ料理から生じた米料理のバリエーションの可能性があります。この目玉焼き付きの米料理は、キューバ植民地時代のいくらかの作家に取り上げられています。
この料理、結局のところ、ご飯とトマトソースの味次第のような気がします。半熟の目玉焼きを崩して、ソースと一緒にご飯に絡ませながら食べるわけですが、今回のこの店のようにご飯もトマトソースもイマイチだと、完食するのがたいへんです。
調べてみると、このアロスアラクバーナには、パンが必須のようです。日本人としては、ご飯にパン?と思いますが、トマトソースや半熟玉子を混ぜて食べて、皿に付いた残りのソースをパンで拭って食べるみたいです。美味しいトマトソースだったら、そうしたくなるだろうなぁ。
スペインでは、とても一般的な料理のようなので、また試してみたいです。もちろん、パンで拭って食べたくなるようなお店で。